経験・ノウハウのない中、トマトに最適な環境を与える方法を模索し
データを元に選んだのが炭酸ガス局所施用システムでした

シーキューブ様炭酸ガス局所施用システム導入事例

当社は東海4県を中心にNTT通信設備工事、移動通信設備工事、ICT設備工事などを主に行っております。
創業より当社が培ってきた通信設備の技術力、そして最先端のAI技術や、ICTを活用した新規事業の一つとして、2018年よりスマート農場による高糖度ミニトマトの生産販売を始めました。糖度8度以上のミニトマトを”スイートキューブ”というブランド名で販売しています。参入より5年目の現在では、甘味、うまみが濃く食感が良いと、首都圏の百貨店や高級スーパーにて扱っていただいております。その他一流ホテルのレストランや大手ショッピングモールのお惣菜にも採用いただいています。

炭酸ガス局所施用システム
チューブ画像

プロジェクト開始当時はメンバーの誰もが農業の知識はなく、いわゆる“農家さんの勘”や経験がないため頼りになるのは実際の栽培データのみ。センシングや測定によりあらゆるデータを集めて毎月の会議で栽培方針を決定し、議論しながら試行錯誤を繰り返してきました。
日照、水、二酸化炭素、温度、肥料などトマトの生育に必要な要素が数ある中で、二酸化炭素については濃度が400ppmを下回らないように保つのが望ましい、との結論に至り、関西の展示会農業weekでお声掛けいただいた名岐溶材さんの「炭酸ガス(生ガス)局所施用システム」をデモ導入しました。とにかく、トマトの生育に最適な環境を作るため、できることは何でもやってみよう、という思いがありました。

かなり早い時期からシステムを採用したため導入前との比較ができないのですが、私たちにとって炭酸ガス(生ガス)局所施用システムは既にあって当たり前の標準仕様だと思っています。
2023年の1月からは、敷地面積1haを超える規模の新農場 ”シーキューブさかほぎ農場アグリベース”からスイートキューブの出荷を開始しました。
この農場にももちろん炭酸ガス(生ガス)局所施用システムを導入しています。ハウスの躯体や設備の施工が予定よりも遅れたため、名岐溶材さんのシステム導入の工期もタイトになってしまいましたが、スピーディーな対応のおかげで、農場の稼働開始に間に合わせることができました。
配管の方法や取り回しについても、私たちの意見を取り入れ、柔軟なご対応をしていただきました。

名岐溶材さんへ一言

導入後からほぼトラブルはありませんでしたが、お声掛けすればすぐに来ていただけますし、新農場の導入の際は、設備の配線、配管の設計の部分から一緒に検討していただけて助かりました。

当社は企業理念にもチャレンジ精神とイノベーション”を掲げており、これからアグリ事業の分野でも様々なチャレンジをしていきます。その際は引き続き名岐溶材さんにサポートをよろしくお願い致します。


シーキューブ株式会社様 さかほぎ農場HP https://www.c-cube-g.co.jp/agri/index.php